【8月15日 Xinhua News】中国北方地区向けにスポーツ飲料「ポカリスエット」を生産する天津大塚飲料は8日、同製品の無菌生産工場を起工した。同生産ラインの導入は、天津での事業展開に対する大塚グループの決意を示している。

 天津大塚飲料は、天津渤海軽工投資集団と大塚製薬、大塚製薬の中国事業会社、大塚(中国)投資の3社が共同出資して2002年に設立。2003年に操業を開始するとポカリスエットを市場に投入し、2007年には同種の製品で初めて中国の品質安全認証「QS認証」を取得した。

 ポカリスエットの認知度が中国国内で高まると、2014年に工場の第2期工事に着手。生産能力を約3倍に拡張した。20年にわたる努力により、ポカリスエットは中国で最も知名度の高い大塚製薬の製品の一つとなった。

 今回建設する工場は、大塚製薬が中国で初めて建設する無菌生産工場で敷地面積は約3万平方メートル。グループ内で生産速度の最も速い設備を導入し、2026年の生産開始を見込む。稼働後の年間生産能力は現在の3・5倍になる。(c)Xinhua News/AFPBB News