【8月14日 AFP】ロシア西部ベルゴロド(Belgorod)州のビャチェスラフ・グラトコフ(Vyacheslav Gladkov)知事は14日、同州はウクライナ軍の攻撃にさらされ「極めて困難な」状況に直面しているとし、非常事態を宣言した。

 知事はテレグラムに、「ウクライナ軍の砲撃により状況は極めて困難で、緊迫した状態が続いている。家屋は破壊され、民間人が死傷している」と投稿。その上で、14日から州内に非常事態宣言を発令した後、政府委員会に対し、「連邦非常事態」を宣言するよう要請すると述べた。

 知事はまた、「ベルゴロド州の二つの集落がウクライナ軍の無人機攻撃を受けた。死傷者はいなかった」と明らかにした。

 ベルゴロド州はウクライナ東部ハルキウ(Kharkiv)州と接している。ロシア内の北隣のクルスク(Kursk)州でも、ウクライナ軍の奇襲を受け、先週、非常事態宣言が出された。(c)AFP