【8⽉15⽇ Peopleʼs Daily】夏休みになり、上海市内の南京東路にある中国国際輸入博覧会(輸入博、CIIE)の常設関連施設である都市迎賓庁にはいつも以上に多くの人が訪れている。500平方メートルのスペースには25か国がそれぞれの展示場所を設けて、輸入博に出展された5000種類余りの商品が置かれている。スリランカの商品を扱う従業員は、「輸入博はスリランカの特色ある商品を中国の消費者に提供する素晴らしい機会を提供してくれました」と述べた。輸入博は2018年以降、毎年開催され、輸入商品の中国市場への重要な突破口になった。

 良質な製品の輸入の積極拡大は、より素晴らしい生活を求める庶民の求めに応じ、産業の高度化を促進するために有効だ。中国はここ数年、積極的かつ主体的な開放戦略を実行し、高いレベルの開放で改革をさらに掘り下げ、輸入ルートを絶えず広げ、輸入関税を引き下げ、通関を改善してきた。中国の2023年の輸入額は2兆5600億ドル(約378兆円)で世界の10.6%を占め、15年連続で世界第2位だった。中国の今年1~5月の輸入額は前年同期比6.4%増の7兆5500億元(約155兆円)に達した。

北京市在住の張揚(Zhang Yang)さんはネット通販のほか、自宅近くの店で輸入果実酒や茶を購入することが多い。張さんは「今では輸入商品をオンラインでもオフラインでも購入できるので、とても便利です」と話した。中国は輸入博や中国国際消費品博覧会(CICPE)などを開催し、越境電子商取引(EC)の健全な発展を促進するなど、世界の良品を輸入するパイプを追加しつつある。

 関税もさらに引き下げられた。中国は今年1月1日、商品1010品目に対して最恵国税率を下回る輸入暫定税率を適用した。中国の現在の輸入関税率の平均は7%前後だが、世界貿易機関(WTO)によると発展途上国の輸入関税率は平均で10%前後だ。

 輸入関連の通関も利便化された。上海外高橋港区の海通国際自動車埠頭(ふとう)ではしばらく前に、到着した輸入自動車1221台の通関手続きが数時間で完了した。上海税関が昨年6月1日に導入した、輸入自動車についての「貨物輸入証明書」と「輸入自動車付随検査書」の一体化措置のおかげだ。独メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)の関連会社である北京メルセデス・ベンツ販売服務に属する上海物流センターの黄竜武(Huang Longwu)氏は、「以前は税関の別々の窓口で、2種類の書類を受け取らねばなりませんでした」と説明した。今では証明書1種を申請するだけでよく、しかも半日で入手できる。手続きが簡素化され、効率が向上したという。

 開放の扉はますます大きく開かれている。中央政府商務部などは輸入分野の改革開放を積極的に促進しており、すでに中国全国に43の輸入貿易促進革新モデル区が設立され、消費財輸入プラットフォームと大口商品取引センターが設けられ、輸入と産業や消費の深い融合を促進し、輸入が発展する力を引き出している。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News