【8月13日 AFP】米海洋大気局(NOAA)は12日、先月は観測史上最も暑い7月になったと発表した。月ごとの世界平均気温も14か月連続で過去最高を更新した。

 欧州連合(EU)の気候監視ネットワーク、コペルニクス気候変動サービス(C3S)は、NOAAとは異なるデータを使用しており、7月の平均気温は前年をわずかに下回ったとの観測結果を発表している。

 7月の平均気温については矛盾する結果を報告しているが、NOAAとC3Sは、気温最高値が更新されているこのところの憂慮すべき傾向については意見の一致を見ている。

 NOAAによると、今年7月の世界の平均気温は20世紀の同月平均気温15.8度を1.21度上回った。

 また、地中海沿岸や湾岸諸国では7月に熱波が相次ぎ、アフリカ、欧州、アジアの平均気温は観測史上最高を更新。北米は観測史上2番目に高かったとしている。

 海面水温については、C3Sと同じく、史上2番目の高さだったと報告している。(c)AFP