ドイツのティモ・ボル選手と中国の馬龍選手の友情がネットで話題
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【8月13日 CGTN Japanese】今年のパリ五輪卓球競技に参加したドイツの有名なティモ・ボル選手(43歳)は、自身のSNSアカウントに、中国の馬龍選手との自撮り写真を投稿し、「伝説」という言葉を添えました。
ボル選手は自身のSNSアカウントで、パリで馬龍選手と再会したことは五輪競技場を離れる前に最も残したい貴重な記憶だとつづりました。一方、馬龍選手は、「会うたびに記念写真を撮ることは、十数年にわたりすでに互いの暗黙の了解になっている」と言いました。
2005年、卓球選手として全盛期を迎えていたボル選手は、中国の深セン市で開催されたオープントーナメントで17歳の馬龍選手と出会い、新鋭の馬龍選手に4-1で敗れました。それからの数年間、2人は勝ったり負けたりしながら、特別な形で互いの成長に寄り添ってきました。
2013年の長春オープンでは、馬龍選手とボル選手がペアを組んで男子ダブルスのタイトルを獲得しました。それ以来、2人は何度もペアを組んでいます。「長い間、私たちの関係はライバルであるだけでなく、友人やパートナーでもあった」とボル選手は語りました。また、馬龍選手も、「私たちはお互いに尊敬し合っているし、ボル選手のような優秀な選手がいるからこそ、より多くのドイツやヨーロッパの若者が卓球に魅了されているのだと思う」と話しました。
ボル選手はまた孔令輝選手、王浩選手、許昕選手、樊振東選手など中国男子卓球の名将とも親交を結んでいます。ボル選手は、「中国代表チームには、一緒に練習させてもらったり、中国スーパー選手権に出場させてもらったりして、とても感謝している。彼らのおかげで、今のようなハイレベルな選手になることができた」と言いました。
馬龍選手は、「卓球という競技には国境がなく、フィールドの外ではみんな家族のようなものだ。これが卓球の最大の魅力だと思う」と話しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News