韓国・若い世代を魅了した新デザート…タンフルを超えた「ドバイチョコ」と「ヨーグルトアイスクリーム」
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【08月13日 KOREA WAVE】韓国で今年上半期、デザート市場に新たな変化が見られた。昨年、大流行した中国発のスイーツ「タンフル」の人気が衰え、代わって「ドバイチョコレート」と「ヨーグルトアイスクリーム」が新たなデザートとして注目を集めている。
ドバイチョコレートは最近、SNSを通じて人気が高まっている。これは、ドバイでピスタチオと中東で一般的に食される細い麺「カダイフ」を使ったチョコレートだ。ピスタチオジャムとカダイフが組み合わさり、サクサクとした食感としっとりとした味わいが特徴である。アラブ首長国連邦(UAE)の有名インフルエンサーがSNSに投稿した動画がきっかけで、世界的なブームが始まった。
韓国でもドバイチョコレートの人気が広がり、流通業界もこのブームに乗っている。大手コンビニエンスストア4社(CU、GS25、セブンイレブン、イーマート24)は現在、すべてドバイチョコレートを販売しており、大手百貨店3社(ロッテ、現代、新世界)もドバイチョコレートのポップアップストアを開設している。また、ドバイチョコレートを独自に製造したり、類似商品を販売するベーカリーも登場している。
一方、「ヨーグルトアイスクリームの定番」(ヨアジョン)も新興デザートとして台頭している。ヨアジョンは、ヨーグルトアイスクリームの上にチョコレートや生フルーツ、蜂の巣などのトッピングを乗せて楽しむデザートだ。
ヨアジョンは2021年にフランチャイズ展開を開始し、最近、芸能人やインフルエンサーがヨアジョンのレシピを紹介する動画が人気を集め、急速に店舗数を増やしている。韓国公正取引委員会のフランチャイズ事業情報提供システムによると、ヨアジョンの店舗数は2021年の99店舗から昨年には166店舗に増加し、今年上半期には350店舗を超えた。これは今年だけで200店舗以上が新たにオープンした計算になる。ヨアジョンの公式ウェブサイトには「フランチャイズ加盟に関する問い合わせが殺到しており、対応が追いつかない」との告知も掲載されている。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News