【8月13日 AFP】飛び込み男子の五輪金メダリスト、英国のトム・デイリー（Tom Daley、30）が12日、パリ五輪を終えて、競技を退く「適切な時期」だとしてその輝かしいキャリアに終止符を打つことを表明した。

　五輪で計5個のメダルを獲得するなど英男子で最も成功した飛び込み選手であるデイリーは、ファッション誌ヴォーグ（英国版）のインタビューで、競技から退く決断を下したことを明かした。

　パリ五輪の男子シンクロ高飛び込みで銀メダルを獲得し、3年前の東京五輪での金に続くメダルに輝いたデイリーは、「いつかは決断しなければならないし、その時が来たと感じている。これが引退する適切な時期だ」と語った。

　デイリーは2008年の北京五輪で、当時14歳にして五輪デビューを果たし、英飛び込み界のスター選手として頭角を現した。

　2012年ロンドン五輪では高飛び込みで銅メダル、2016年リオデジャネイロ五輪ではシンクロ高飛び込みで銅メダルを手にした。

　また東京大会では、観客席でチームメートを応援する合間に編み物をする姿が話題となった。(c)AFP