【8月11日 AFP】(更新)パリ五輪は10日、ゴルフ女子最終ラウンドがパリ郊外のル・ゴルフ・ナショナル(Le Golf National、パー72)で行われ、ニュージーランドのリディア・コー(Lydia Ko)が通算10アンダーで金メダルを獲得した。通算6アンダーの山下美夢有(Miyu Yamashita)は4位タイでわずかにメダルを逃した。

 ドイツのエスター・ヘンゼライト(Esther Henseleit)が通算8アンダーで銀メダル、中国の林希妤(Lin Xiyu)が通算7アンダーで銅メダルを手にした。

 林が最終ホールでバーディーを奪ったため、山下はプレーオフに持ち込むには1打届かず、ビアンカ・パグダンガナン(Bianca Pagdanganan、フィリピン)、ハナ・グリーン(Hannah Green、オーストラリア)、今年の全米女子プロゴルフ選手権(KPMG Women's PGA Championship 2024)を制した梁熙英(Amy Yang、エミー・ヤン、韓国)とともに悔しい4位タイでメダルを逃した。

 元世界ランキング1位のコーは、ラスト3組の選手の中で唯一、最終日の失速を避けて首位を独走。残り6ホールで5打差のリードを奪ったところから13番でダブルボギーをたたいたが、先にホールアウトしたヘンゼライトが連続バーディーで締めくくって通算8アンダーとする中で冷静さを保ち、最後は4連続パーからのバーディー締めで優勝を飾った。

 リオデジャネイロ五輪で銀、東京五輪で銅メダルを獲得しているコーは、すでに五輪のゴルフ個人種目で複数メダルを獲得した初の選手になっていたが、これで金、銀、銅をすべてそろえて合計メダル数も最多の3個に伸ばしている。(c)AFP