【8月10日 AFP】パリ五輪は9日、陸上男子4×100メートルリレー決勝が行われ、アンドレ・ドグラス(Andre de Grasse)がアンカーを務めたカナダが金メダルを獲得した。一方、米国はバトンミスで失格となり、またしても涙をのんだ。

 新型コロナウイルス陽性になった100メートル王者のノア・ライルズ(Noah Lyles)を欠いた米国は、当初37秒89の7着でゴールしたが、その後失格となった。

 1走のクリスチャン・コールマン(Christian Coleman)から2走のケネス・ベドナレク(Kenny Bednarek)へのバトンパスでミスがあった。

 コールマンはレース後、「ただ、うまくいかなかった」「もっとうまくやれたかもしれないが、うまくいかなかった」と振り返り、「自分たちが一番ダメなところを分かっている。(優勝できるだけの)スピードがあると分かっていたから、がっかりだ。スポーツの一部として、リスクとリターンを伴うことは仕方がないことだが」と肩を落とした。

 同種目の米男子チームは五輪で悲惨な結果が続いており、これで銀メダルを獲得した2004年アテネ五輪を最後にメダルから遠ざかっている。

 米陸上界のレジェンドで、同種目で2個の五輪金メダルに輝くカール・ルイス(Carl Lewis)氏は、「システムを解体する時だ」と指摘。「今回も全く受け入れられない結果だ。USATF(全米陸上競技連盟)の全員が、勝利より人間関係を重視しているのは明白だ」とし、「このプログラムが上から下まで変わるまで、アスリートは誰もトラックに足を踏み入れるべきではないし、次のリレーを走るべきではない」と主張した。(c)AFP/Luke PHILLIPS