【8月10日 AFP】パリ五輪は9日、サッカー男子決勝が行われ、スペインが延長の末に5‐3でフランスを下し、金メダルを獲得した。

 序盤、エンツォ・ミロ(Enzo Millot)に先制点を許したスペインだったが、フェルミン・ロペス(Fermin Lopez)の2ゴールとアレックス・バエナ(Alex Baena)の直接FKの得点で3‐1と逆転し、そのまま逃げ切るかに思われた。

 しかしフランスはそこから記憶に残る逆襲を見せ、マゲネス・アクリウシェ(Maghnes Akliouche)が1点を返すと、終了間際にはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定の末に獲得したPKをジャンフィリップ・マテタ(Jean-Philippe Mateta)が蹴り込んだ。

 これで試合は延長戦に突入したが、スペインはセルヒオ・カメージョ(Sergio Camello)がヒーローとなり、100分に勝ち越しゴールを決めると、終了間際にはダメ押し弾を入れた。

 3年前の東京五輪で銀メダルを獲得しているスペインにとっては、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)やルイス・エンリケ(Luis Enrique)を擁した1992年のバルセロナ五輪以来、2度目の金メダルとなった。(c)AFP/Andy SCOTT