【8月10日 AFP】パリ五輪の射撃女子10メートルエアピストル銀メダリストで、大会中に世界的な人気を集めた韓国のキム・イェジ(Kim Ye-ji)が、9日に韓国で開いた会見で気を失い、病院に搬送された。

 キムは射撃用メガネとキャップの格好や競技中の落ち着いた振る舞いなどからネット上で「オーラ」があるなどと世界中で話題になり、実業家でX(旧ツイッター)のオーナーでもあるイーロン・マスク(Elon Musk)氏らセレブからも称賛を集めた。

 南部・任実(Imsil)郡の広報によれば、キムは会見中に突然倒れ、任実の約30キロ北にある全州(Jeonju)市内の病院に搬送された。すでに「回復」し、救急隊員から特別な治療は必要ないと報告を受けたという。別の関係者は、キムが今後身体検査を受けると明かした。

 キムのコーチは報道陣に対し、キムはこれまで特に健康上の問題はなかったと話し、7月中旬から多忙なスケジュールが続いたことで「疲労が蓄積」していたと語った。(c)AFP