【8月9日 CGTN Japanese】パリ五輪の日程がピークを迎える中、中国のアスリートらによるメダルラッシュの影響で、選手の愛用する用品が人気を呼んでいます。全紅嬋のスリッパ、鄭欽文のテニススコート、樊振東の卓球ラケット、潘展楽の水泳ゴーグル、黄雨婷のヘアピン…関連商品の検索数と販売量が急増しています。

 7月31日、広東出身の全紅嬋と陳芋汐のペアはパリ五輪で「水しぶきを消す謎の技術」を再現し、中国代表に女子シンクロナイズド10メートル高飛込の金メダルをもたらしました。試合後、全紅嬋が履いていた「丑魚(カクレクマノミ)スリッパ」がトレンド入りし、オンラインショッピングプラットホームである「淘宝」で1日、「全紅婵と同じモデルの丑魚スリッパ」の検索回数は前日より6267%も急増しました。

 全紅嬋と同じモデルのスリッパを販売している業者は、全紅嬋がこのスリッパを履く前は1日の販売量が数足しかなかったが、今は注文量が急増しているとし、「ここ数日は非常に多くの人が注文しており、毎日数百足が売れ、販売量は十数倍に増えた」と述べています。

 また、全紅嬋はリュックに縫いぐるみをたくさんぶら下げていたため、マレーシアの選手から「10kgの動物園がぶら下がっている」とからかわれました。多くのネットユーザーがこれらの縫いぐるみに目をつけ、電子商取引プラットフォームで同じ商品を検索し、購入していたそうです。

 このほか、水泳中国代表が今回のオリンピックで金2、銀3、銅7のメダルを獲得したことで、水泳競技は一般市民の高い関心を集めており、中古取引のネットショップでは水泳カードの取引量が468%も急増したとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News