【8月9日 AFP】テニス、ナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2024)は8日、男女シングルス2回戦が行われ、男子元世界ランキング4位の錦織圭(Kei Nishikori)は大会第8シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)を6-4、6-4のわずか78分で下し、マスターズ1000(ATP Masters 1000)で3年ぶりの3回戦進出を決めた。

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 元全米オープン(US Open Tennis Championships 2014)ファイナリストの錦織は、ここ数年は度重なるけがに苦しめられ、現在の世界ランクは576位となっているが、今大会で復活の兆しを見せている。

 トップ20からの白星も2021年以来となった錦織は「自分にとっては大きな勝利。ステフ(チチパス)に勝てたのは大きな意味がある」と喜び、「本当にいいプレーができていた。積極性を保ちながら、ミスも少なかった」とコメント。「正しい方向に進んでいる感じがする」と手応えを口にした。

 男子では第3シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)がアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(Alejandro Davidovich Fokina、スペイン)に4-6、6-1、2-6で敗れ敗退。第1シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)や第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)、第5シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)は順当に3回戦へ駒を進めた。

 女子の大坂なおみ(Naomi Osaka)はエリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)に3-6、4-6、内島萌夏(Moyuka Uchijima)は4-6、2-6で第6シードのリュドミラ・サムソノワ(Liudmila Samsonova)にそれぞれ敗れた。(c)AFP