中国で最大スパンの連続箱桁橋が連結に成功
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【8月10日 CGTN Japanese】中国南西部重慶市に位置する観音廟の烏江特大橋工事は、左側の中間スパンの連結部分の打設が6日完成したことに伴い、重慶市と湖南省を結ぶ高速道路・渝湘複線高速道路の観音廟烏江特大橋の左右両側の連続箱桁が連結し、同高速道路の全線開通に向け条件が整いつつあります。同大橋は、中国で建設中の橋として最大のスパンを持つものです。
観音廟烏江特大橋は重慶市武隆区に位置し、烏江の航路とG319国道に跨っており、橋梁の全長は944メートル、主スパンは242メートル、一番高い橋脚は高さ115メートルに達し、橋面から川面までの最高通航水位の高低差は260メートルです。主橋梁の上部はプレストレストコンクリート連続箱桁構造を採用し、主な橋脚は可変断面の薄壁中空橋脚を採用し、渝湘複線高速道路の武隆から道真までの区間の重要な工事です。
渝湘複線高速道路プロジェクトは総距離が280キロで、巴南から彭水、彭水から酉陽、武隆から道真の三つの道路から成り、橋とトンネルの平均比率は全長の80%に達します。全線が開通すると、重慶市の中心市街地から湖南省までの距離は、既存の渝湘高速道路より47.8キロ短縮され、貴州省沿河までの距離も79キロ短縮されます。重慶を国際的な総合交通ハブにする上で重要な意義があるとみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News