【8月7日 AFP】パリ五輪は6日、陸上男子1500メートル決勝が行われ、米国のコール・ホッカー(Cole Hocker)がまさかの金メダル獲得を成し遂げた。

 ホッカーは最後の直線で前回金メダリストのヤコブ・インゲブリクトセン(Jakob Ingebrigtsen、ノルウェー)、世界王者のジョシュ・カー(Josh Kerr、英国)を抜き、五輪新記録の3分27秒65でトップでフィニッシュした。

 カーが英国記録の3分27秒79で銀メダル、自己ベストの3分27秒80を出したヤレド・ヌグス(Yared Nuguse、米国)が銅メダルを獲得した。インゲブリクトセンはヌグスにも抜かれて4位でフィニッシュした。

 女子ハンマー投げはカナダのカムリン・ロジャーズ(Camryn Rogers)が76メートル97を投げて優勝。男子を制したイーサン・カツバーグ(Ethan Katzberg)に続き、カナダ勢による男女同時優勝を達成した。

 男子走り幅跳びではギリシャのミルティアディス・テントグル(Miltiadis Tentoglou)が8メートル48を記録し、東京五輪に続く2大会連続の金メダルを獲得した。

 女子3000メートル障害では、バーレーンの世界女王ウィンフレドムチレ・ヤビ(Winfred Mutile Yavi)がこの日二つ目の五輪新記録となる8分52秒76で優勝を果たした。前回金メダリストのペルス・チェムタイ(Peruth Chemutai、ウガンダ)が銀メダル、フェイス・チェロティッチ(Faith Cherotich、ケニア)が銅メダルとなった。(c)AFP