【8月7日 AFP】パリ五輪は6日、レスリング男子グレコローマンスタイル130キロ級決勝が行われ、キューバのミハイン・ロペスヌニェス(Mijain Lopez Nunez)が金メダルを獲得。史上初となる五輪の同一種目5連覇を達成した。

 2週間後に42歳の誕生日を迎えるロペスヌニェスは、決勝でチリのヤスマニ・アコスタ(Yasmani Acosta)を下した。

 ロペスヌニェスはこれまで、五輪4連覇でカール・ルイス(Carl Lewis、陸上男子走り幅跳び)、マイケル・フェルプス(Michael Phelps、競泳男子200メートル個人メドレー)、ケイティ・レデッキー(Katie Ledecky、競泳女子800メートル自由形)、アル・オーター(Al Oerter、陸上男子円盤投げ)、パウル・エルブストローム(Paul Elvstrom、セーリング男子)、伊調馨(Kaori Icho、レスリング女子)と並んでいたが、今回の優勝で記録を更新した。

 レスリング界のレジェンドであるロペスヌニェスは、2021年の東京五輪後に一度は現役を引退したが、その後に復帰。今大会はブランクがある中で世界王者のアミン・ミルザザデ(Amin Mirzazadeh、イラン)を準々決勝で退け、5連覇の偉業を達成した。(c)AFP