【8月7日 AFP】パリ五輪のバドミントン女子シングルスで金メダルに輝いた韓国の安洗塋(An Se-young、アン・セヨン)が6日、自身がけがをしているさなかに同国バドミントン協会(BKA)が責任を「怠った」と明かした。これを受け、同国の文化体育観光部は調査を行うと発表した。

 世界ランキング1位の安は、5日に行われた決勝で中国の何冰嬌(He Bingjiao、ヘ・ビンジャオ)を21-13、21-16で下して金メダルを獲得したが、その直後に韓国のファンを驚かせた。

 安は報道陣に対して「今後も代表での活動を続けるのは難しいかもしれないと思っている」と発言。昨年に膝を負傷した際にBKAから十分なサポートを受けられなかったと告発し、痛みを抱えたままプレーすることを強いられ、さらにけがの重さに対する当初の診断も間違っていたと話した。

 安は詳細は明かさずに「けがをしているとき(の協会)にはすごくがっかりした。今もまだ吹っ切れていない」とコメント。協会が責任を「怠った」と非難した。

 文化体育観光部は6日、「五輪が終了し次第、正確な事実を確認し、調査結果に基づいて適切な改善策を講じる必要があるかを検討したい」と発表。「他のスポーツについても、選手のマネジメントに改善できる部分がないか調査する予定だ」と続けた。(c)AFP