侵入未遂で男子100m決勝のスタート遅延 パリ五輪組織委
発信地:パリ/フランス
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【8月6日 AFP】4日に行われたパリ五輪の陸上男子100メートル決勝で、選手たちに位置につくよう合図を出すのが遅れたことについて、大会組織委員会は5日、ピッチへの侵入未遂があったためと説明した。
世界で数百万人もの人々がこの花形競技を観戦する中、主催者はスプリンターたちにスタートラインにつくよう合図を出すのにかなりの時間をかけ、期待感を最高潮に高めているように見えた。
組織委のトニー・エスタンゲ(Tony Estanguet)会長は、トラックの端で警備員が何者かを地面に押さえつけているような画像がソーシャルメディアに出回る中、「100メートル決勝で、ピッチへの侵入未遂があった」と説明した。
また、「民間の警備員が非常にうまく対応してくれた。彼らはよく準備されており、厳しくプロフェッショナルだ。警察も素晴らしい仕事をしてくれている」とも補足。その一方で、侵入未遂の詳細についてはそれ以上語っておらず、その動機については明らかになっていない。
競技は長らく待たされたかいがあり、米国のノア・ライルズ(Noah Lyles)が近代五輪史上最大の接戦を制して金メダルに輝いた。ライルズは侵入未遂の現場を見なかったと話している。(c)AFP