【8月4日 AFP】パリ五輪は4日、陸上女子200メートル予選が行われ、100メートルの新女王ジュリアン・アルフレッド(Julien Alfred、セントルシア)は短距離2冠に向けて悠々と勝ち上がった。一方で、世界選手権2連覇中だったシェリカ・ジャクソン(Shericka Jackson、ジャマイカ)は棄権を発表した。

 すでに100メートルを棄権していたジャクソンは、3週間前にハンガリーで行われたレースの終盤に負傷していた。ジャマイカ勢ではシェリー・アン・フレイザー・プライス(Shelly-Ann Fraser-Pryce)も100メートルを棄権している。

 これにより、アルフレッドにとって現段階で最大の脅威は、東京五輪で銅メダルを獲得したガブリエル・トーマス(Gabrielle Thomas、米国)になるとみられる。

 セントルシア勢として初の五輪メダル獲得という興奮の中でも、アルフレッドは元気な様子で、残り40メートルほどで流しながらも22秒41を記録した。トーマスは22秒20を記録し、22秒38をマークした同胞ブリタニー・ブラウン(Brittany Brown)とともに準決勝進出を決めた。

 準決勝と決勝は5日に予定されている。(c)AFP