鄭が中国勢初のシングルス金メダル獲得 パリ五輪テニス女子
発信地:パリ/フランス
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【8月4日 AFP】パリ五輪は3日、テニス女子シングルス決勝が行われ、大会第6シードの鄭欽文(Zheng Qinwen)が第13シードのドナ・ヴェキッチ(Donna Vekic、クロアチア)を6-2、6-3で下し、シングルスでは中国勢初となる五輪金メダルを獲得した。
21歳の鄭は試合後、「この気持ちは表現できない。すべての試合がとても難しかった。母国にメダルをもたらすため、全力を尽くした」と話し、「母国も私のことを誇りに思ってくれると思う。私も自分自身を誇りに思う。家族も家でテレビを見ながら叫んでいるはず」と喜んだ。
「とにかく全試合で一生懸命に戦った。母国のためにプレーすることは特別なエネルギーになる。一度も諦めなかった」
今大会はエマ・ナバーロ(Emma Navarro、米国)との3回戦をマッチポイントをしのいで制すと、準決勝では全仏オープン(French Open)で4度の優勝を誇る世界ランキング1位のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)を破り、決勝に駒を進めていた。
一方、28歳のヴェキッチも3回戦で世界2位のココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)を倒し、準々決勝のマルタ・コスチューク(Marta Kostyuk、ウクライナ)戦ではマッチポイントをしのぐなどして勝ち上がってきたが、金メダル獲得はならなかった。(c)AFP