【8月19日 Xinhua News】紅に染まりゆく広い空と、風が吹き抜ける大地の間に、群れのシルエットが浮かび上がる。「高原の妖精」と呼ばれる国家1級保護動物のチルー(チベットカモシカ)だ。中国西蔵自治区那曲(ナクチュ)市申扎(シェンザ)県の青蔵高原に30万頭余りが生息、うち20万頭以上が自治区北部の羌塘(チャンタン)国家級自然保護区にに分布している。毎年5~7月に繁殖期を迎え、生まれたばかりのチルーを守るように群れで移動する姿が見られる。(c)Xinhua News/AFPBB News