【7月31日 AFP】米軍は30日、イラク中部バービル(Babil)県で、駐留米軍の脅威になり得る無人機攻撃を試みようとした戦闘員を標的に「自衛」目的の空爆を行った。米軍によるイラクでの攻撃は今年2月以来となる。イラク筋によると、今回の空爆で少なくとも4人が死亡した。

 米国防総省当局者は匿名を条件に、「イラク駐留米軍は今夜(30日夜)、自衛のための空爆を実施した」と語った。「自爆型無人機攻撃を仕掛けようとした戦闘員を標的とした」としている。米中央軍(CENTCOM)により、無人機は「米軍および連合軍にとって脅威」と判断されたという。

 現在イラク治安部隊に統合されている親イラン武装勢力の連合体「人民動員隊(Hashed al-Shaabi)」はこれより先に、バービル県の同勢力の拠点に対してミサイルによるものとみられる攻撃があり、4人が死亡したと発表していた。他に重傷者もおり、死者数は増える可能性があるという。ミサイルは無人機から発射されたもよう。(c)AFP/Rouba EL HUSSEINI with W.G. DUNLOP in Washington