7人制ラグビー女子英代表選手、人種差別疑惑で離脱 パリ五輪
発信地:パリ/フランス
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【7月31日 AFP】パリ五輪に出場している7人制ラグビー女子英国代表の主力選手エイミー・ウィルソンハーディー(Amy Wilson-Hardy)が、顔を黒塗りする人種差別の疑いが発覚したことを受け、チームから離脱した。英国代表チームが30日に発表した。
ウィルソンハーディーについては、メッセージアプリのワッツアップに顔を黒塗りにして舌を突き出した写真を投稿していたことが29日に発覚し、多くの英国メディアが報じていた。写真には「黒人の方がチャンスが広がると思った」とのメッセージが付いているが、現時点でこの言葉の意図は明らかになっていない。
英国オリンピック委員会(BOA)はこの件の調査を開始したと発表している。
女子英国チームはメダルの有力候補だったが、準々決勝で敗退。さらに中国との5-8位決定戦にも15-19で敗れ、アイルランドとの7-8位決定戦にまわることが決まっている。ウィルソンハーディーはこの中国戦には出場せず、英国代表チームは同選手が「医学的な理由でチームを離れた」と発表している。(c)AFP