【7月30日 AFP】パリ五輪は29日、競泳の決勝種目が行われ、女子400メートル個人メドレーでは、サマー・マッキントッシュ(Summer McIntosh、カナダ)が自身初の五輪金メダルに輝き、急成長を遂げるその名声を強固なものにした。

 この種目の世界記録保持者である17歳のマッキントッシュは、歴代4位の好タイムとなる4分27秒71で圧勝し、ケイティ・グライムス(Katie Grimes、米国)を4分33秒40の2位、エマ・ウェヤント(Emma Weyant、米国)を4分34秒93の3位に抑えた。

 男子200メートル自由形では、2022年世界水泳選手権(19th FINA World Championships)で100メートルと200メートルの自由形2冠を達成して一躍スターとなった19歳のダビド・ポポビチ(David Popovici、ルーマニア)が1分44秒72で優勝した。マシュー・リチャーズ(Matthew Richards、英国)が僅差の1分44秒74で銀メダル、ルーク・ホブソン(Luke Hobson、米国)が1分44秒79で銅メダルを獲得した。

 男子100メートル背泳ぎでは、トマス・チェコン(Thomas Ceccon、イタリア)が52秒00で接戦を制し、母国に今大会2個目の金メダルをもたらした。徐嘉余(Jiayu Xu、シュウ・ジアユー、中国)が0秒32差の銀メダル、ライアン・マーフィー(Ryan Murphy、米国)が銅メダルに輝いた。

 女子100メートル平泳ぎも大接戦となり、東京五輪で200メートルを制したタチアナ・スミス(Tatjana Smith、南アフリカ)が終盤に追い上げを見せて1分5秒28で優勝。唐銭婷(Tang Qianting、中国)が2位、モナ・マクシャリー(Mona McSharry、アイルランド)が3位に入った。

 女子200メートル自由形では、モリー・オキャラハン(Mollie O'Callaghan、オーストラリア)が五輪新記録の1分53秒27で優勝。世界記録保持者の同胞アリアン・ティットマス(Ariarne Titmus)が0秒54差の銀メダル、香港の何詩●(Siobhan Haughey、●=くさかんむりに倍)が銅メダルを獲得した。(c)AFP