【7月29日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)は29日、ドーピング問題があった2022年北京冬季五輪のフィギュアスケート団体のメダル授与式を、パリ五輪期間中の8月7日に行うと発表した。

 ロシアは、当時15歳のカミラ・ワリエワ(Kamila Valieva)の活躍もありこの種目で優勝したが、その後同選手のドーピング違反が発覚したことによりポイントが剥奪されて銅メダルに降格となっていた。

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は25日、ロシア五輪委員会(ROC)の異議申し立てを棄却しており、米国の1位、日本の2位繰り上がりが決まっている。

 当時4位に入ったカナダは、ロシアへの銅メダル授与に異議を唱えており、CASがこの件を審議している。この申し立てがメダル授与までに解決するかは不透明となっている。

 IOC広報部長を務めるマーク・アダムス(Mark Adams)氏は記者団に対し、式典は夏季五輪のメダリスト表彰式が行われるエリアで開催されると述べた。(c)AFP