【7月28日 AFP】パリ五輪のトライアスロンで、28日にセーヌ(Seine)川で予定されていたスイムの最初の公式練習が中止となった。水質が基準を満たさなかったため。大会組織委員会と国際統括団体の世界トライアスロン(World Triathlon)が発表した。ランとバイクの練習は予定通り実施される。

 セーヌ川の水質はパリ市内と周辺の雨量に左右され、26日の開会式中に見られたような豪雨は市の下水システムを圧迫し、未処理の汚水を河川に流すことにつながる。

 組織委のトニー・エスタンゲ(Tony Estanguet)会長は報道陣に対し、「そこまで心配していない」「大雨の後の24〜48時間は(競技を)遅らせる必要があるかもしれないことを理解している」とコメント。「天気予報では、雨は再び降らないことになっている」と話した。

 セーヌ川では30〜31日にトライアスロン、8月8〜9日にオープンウオータースイミングが実施される。(c)AFP