【7月28日 AFP】パリ五輪に出場するサモア代表のボクシングコーチを務めるリオネル・エリカ・ファトゥパイト(Lionel Elika Fatupaito)氏(60)が、選手村で心停止を起こして死去したと、27日に発表された。

 ファトゥパイト氏は開会式が行われた26日に倒れ、救急隊による治療を受けたが助からなかった。地元当局は自然死だったと話している。

 国際ボクシング協会(IBA)は「ご家族と友人、同僚に心からのお悔やみ」を述べ、「リオネルのこのスポーツに対する献身と情熱は、ボクシング界に忘れがたい足跡を残した」と感謝。「彼の残したものは、今後も選手たちに勇気を与え続ける。サモア代表と今回の大きな喪失に影響を受けたすべての人に、われわれの思いと祈りをささげる」とコメントした。

 五輪のボクシングは27日から開幕している。(c)AFP