【7月26日 CGTN Japanese】中国国内初のジャガイモを原材料とするまんじゅうがこのほど、内蒙古自治区でテスト生産を始めました。近年ジャガイモの主食化が進むにつれ、ジャガイモまんじゅうなど新しいタイプの主食製品が生まれています。これらの新製品は食卓を豊かにし、ジャガイモ産業の多元化にもつながっています。

　ジャガイモのペーストを使ったまんじゅうは、新鮮なジャガイモペースト50パーセントと小麦粉50パーセントで作られています。水を使わないため、ジャガイモ粉末100パーセントのまんじゅうに比べて生産コストは半分になり、食感も風味もより良く、栄養分もよりしっかりと保持されています。

　生産ラインの責任者は、「ジャガイモの生ペーストでできたまんじゅうは多種のビタミンとミネラルを含んでおり、ビタミンC含有量5.1ミリグラム、カリウム含有量362ミリグラムに達している。すなわちジャガイモまんじゅう1個は、リンゴ1個＋バナナ1本＋普通のまんじゅう1個の栄養価がある」と紹介しました。

　ジャガイモまんじゅうの生産ラインは9月末に正式稼動する予定で、稼働後は年間4000万個を生産する計画です。ジャガイモ1500トンの使用で、小麦粉500トン以上を節約できるとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News