【7月25日 Xinhua News】中国国有宇宙開発大手、航天科技集団の第6研究院は、次世代型有人ロケットの3段式液体水素／液体酸素エンジン（液水／液酸エンジン）が、新たに建設した垂直高高度シミュレーションプラットフォームで高高度シミュレーション環境における長距離試験を完了したと発表した。中国最大のノズル面積比を持つ液水／液酸エンジンは長距離運用の実現可能性が検証され、試験は成功した。

　今回の成功により、中国の液水／液酸エンジンの高高度シミュレーション試験能力は千ミリ秒レベルと大幅に向上。有人月探査計画の順調な実施を支える。

　中国初の垂直高高度シミュレーションプラットフォームは、有人宇宙飛行プロジェクトの支援の下、第6研究院第101研究所が設計・建設。現時点で試験時間が世界最長の液水／液酸エンジン高高度シミュレーションプラットフォームとなる。(c)Xinhua News/AFPBB News