【7⽉30⽇ Peopleʼs Daily】上海市はここ数年来、人工知能(AI)技術の発展に力を入れている。2022年10月には「上海市人工知能産業発展促進条例」が施行された。その後、演算力資源の統一的配置、新型インフラの建設、大規模モデルの革新と発展などの政策が発表され、モデル革新支援計画、スマート演算力加速計画、モデル応用推進計画が進められ、大モデルの検証や協同革新センター、言語全集連盟の構築、スマート演算力調達プラットフォーム、ソフトウエアとハードウエアの適合評価センター、大規模モデルオープンソースコミュニティーおよび協力プラットフォームの構築などが実施された。

 浦東新区ではスマート計算チップや人型ロボットなどのハードウエア関連企業の発展が加速し、徐匯区は大規模モデルなどのアルゴリズム開発企業の集積に力を入れている。市全体では大規模スマート演算力クラスターを構築して大規模モデルの訓練を支援している。上海市内では現在までに、張江AI島、西岸智塔、滴水湖AIイノベーション港、馬橋AIイノベーション試験区のAI技術の開発拠点が形成された。

 上海市では開放的で安全で活力あるイノベーション生態の構築が加速している。上海AI実験室がソフトとハードの適合プランを構築することを支援し、上海儀電などの企業と提携してスマート演算センターの建設に際してのチップ選択の根拠を提供している。人型ロボット製造業革新センターを設立して産業チェーンの統合を加速し、人型ロボット産業基地を構築し、企業のアルゴリズム開発コストを下げ、部品の標準化を推進している。多層的な人材体系を構築し、AI戦略諮問専門家委員会を設立してAI産業の発展に人材と支援を提供している。

 AIの応用は日増しに活発になっている。商湯科技(センスタイム、SenseTime)が発表した企業向けの大規模モデルAIは数千億のパラメーターを駆使し、情報検索のためのハードウエアの機能も強化されたもので、同類製品に比べてコストを80%節約することができる。上海合合信息科技は生成AIの技術で「敦煌文献」を復元して伝統文化の保護を後押しした。上海市第一人民病院は支付宝(アリペイ、Alipay)の「AI診察アシスタント」を応用し、音声による双方向型の「AI診察補助師」を提供している。大規模モデルのコミュニティーである「模速空間」にはすでに80社以上の大規模モデル企業が加わった。

 上海市内にあるAIを扱う企業のうち、経済統計作りの対象となる一定規模以上の企業は、2018年には183社だったが、2023年には348社に達した。2018年の産業規模は1340億元(約2兆8900億円)だったが、2023年には3800億元(約8兆1900億円)を超えた。大規模モデルを構築する企業は100社以上に達し、うち34種の大規模モデルが届け出を受理された。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News