ハリス氏はロシアに「非友好的表現」使用 クレムリン
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【7月23日 AFP】ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)は22日、米大統領選の民主党候補指名が確実になったカマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領について、ロシアに対して「非友好的な表現」を使ったことを留意していると述べた。
ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領はかつて、ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領の方がドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領よりも「予測しやすい」のでロシアにとって望ましいと述べていた。
ドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)大統領報道官はハリス氏について問われると、「わが国に対して非友好的なレトリックに満ちた発言が幾つかあった」と述べたが、具体的にどのような発言を指すのかは明らかにしなかった。
ハリス氏は今年、ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏が北極圏で獄死したことについて、「プーチン氏の残忍性の現れだ」と述べた。
ウクライナ侵攻については、バイデン氏と同様、2022年2月の侵攻開始以来ウクライナを強く支持。「恐ろしい残虐行為」「身の毛もよだつ」「野蛮」「非人道的」などと呼んできた。
ペスコフ氏は、ロシア側はこれまで「ハリス氏が(ロ米)二国間関係に貢献したとは認識していない」ため、その観点からハリス氏の立候補の可能性について評価することはできないと述べた。
さらに、ハリス氏は「非友好的な」発言以外、「良いことであれ悪いことであれ、二国間関係に関して何かをしたという記録がロシア側にはない」と続けた。(c)AFP