義烏の雑貨品業界にパリ五輪効果、サッカーW杯などで続けてきた努力も奏功
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【7⽉28⽇ Peopleʼs Daily】パリ五輪が近づき、雑貨類を扱う業者が集中する中国・浙江省(Zhejiang)の義烏市(Yiwu)が活気づいている。関連商品に注文が殺到する「五輪効果」だ。義烏税関によると、今年1~5月には義烏からのスポーツ用品と関連用品の輸出額は前年同期比44.4%増の41億元(約890億円)に達した。特にフランスへの輸出額が急増した。
市内にある卸売市場の国際商貿城1区のある店舗の入り口にはパリ五輪のロゴが印刷されたシリコン製のブレスレットが置かれている。店主は、「公式な許可を取得して私どもの工場で生産しています」と説明した。昨年10月に入札に成功して、100万個を生産することになった。何か月もの突貫作業で製造し、第1便はすでにパリに到着し、第2便も出荷済みだ。五輪ブレスレットで会社の今年の売り上げ点数は30%上昇するという。
義烏市スポーツフィットネス用品業界協会の王強(Wang Qiang)会長は、「協会は昨年夏から企業と業者を集め、マーケティング戦略を検討し、サプライチェーンシステムを最適化し、パリ五輪のビジネスチャンスを先取りしました」、「第1四半期(1~3月期)には、業界全体の売上高が前年同期比で30%から35%増加しました」「われわれはパリ五輪に向けて豊富な商品供給をする能力があるのです」と説明した。今年はパリ五輪のほかにも、サッカーのUEFA欧州選手権やコパ・アメリカ(2024 Copa America)の開催も、義烏市の業界関係者にとっては追い風だった。
スポーツの大規模競技会が義烏の業者の売上増に直結するようになった背景には、これまでの取り組みで海外のバイヤーの支持を獲得したことがある。義烏市は2022年にカタールでのFIFAワールドカップ開催に対応して、商品の順調な出荷を確保するために「W杯専用ルート」を構築した。関連商品は20日余りでカタールのハマド港に到着した。義烏でのユニホームの売上数は前年と比べて倍増し、応援用メガホンやキーホルダーなどの関連商品の売り上げも大きく伸びた。試算によると、「メード・イン義烏」のW杯周辺商品の売り上げは市場シェアの約70%を占めた。
業者は激しい競争に適応するために、製品の革新をさらに重視し、斬新なデザインや優れた品質で市場を先取りしている。義烏市の業界は現在、科学技術を利用して付加価値を高める努力をしている。また、多くの企業は越境電子商取引(EC)の台頭を受け、「生産に没頭」ではなく「市場を熟視」するようになり、需要に応じた生産を実現して利益を高めている。
前出の王会長は「スポーツ用品を扱う業者は増加し続けています。義烏製のスポーツ用品の世界市場におけるシェアも増加し続けています。義烏には、将来に向けてより大きな発展の余地があります」、「私どもは、絶えず革新することで、義烏の良品を世界に売っていくことができると確信しています」と述べた。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News