【7月22日 AFP】昨年レバノンでの取材中に重傷を負ったAFPカメラマンのクリスティナ・アッシ(Christina Assi)氏が21日、パリ五輪の聖火ランナーを務め、「信じられない」ほどの後押しを感じたと感謝した。

 レバノン出身のアッシ氏は、同じ事件で負傷したAFPの米国人ビデオジャーナリスト、ディラン・コリンズ(Dylan Collins)氏に車いすを押してもらいながら、パリ市のすぐ東にあるバンセンヌ(Vincennes)で聖火リレーに参加し、200メートルの担当区間を完遂。現地では約50人のAFP記者が沿道の人たちに交じって二人に声援を送った。

 アッシ氏は「きょうの私たちの行動が、今年命を落としたすべての記者と友人に敬意を表すものとなることを願っている」と話し、「ジャーナリストを標的とした攻撃を生き残った私たちを、みんなが応援してくれているのを見て、うれしかったし心が温まった」と喜んだ。

 アッシ氏は昨年10月13日、レバノン南部のイスラエル国境付近でイスラエル軍と武装組織との衝突を取材していた最中、戦車の砲弾によって負傷して右脚の切断を余儀なくされた。コリンズ氏も同じ日に負傷し、またその直前にはウクライナでもけがをしていた。(c)AFP