【7⽉27⽇ Peopleʼs Daily】鉄道車両の製造を手がける中国中車(CRRC)は6月28日、新エネルギー機関車7種を発表した。エネルギー源は内燃機関+電池、電池、水素燃料電池の3種だ。中国中車はまた、電池機関車について世界初の、製造から使用、廃棄までの全過程にわたる炭素排出量を示すカーボンフットプリント(以下、「CF」)報告を発表した。同報告はISOの認証も取得した。

 電池機関車は使用期間が30年として、1000トンの力でけん引して標準運行時速の40%で走行し、充電時にはすべてグリーン電力を使用した場合、機関車1台当たりのCFが94.2%低減する。炭素排出量では4076トンの削減だ。また、内燃機関+電池によるハイブリッド機関車ならば、1台当たりでCFを61.7%低減して炭素排出量を2735トン削減できるという。

 中国中車は新たに発表した機関車7種について、けん引モーターの重量を22.5%削減、台車では6.7%削減、運転室の鉄骨構造では40%削減、ベースフレームでは70%削減などの、軽量化もCFの低減に結び付けたと説明した。

 中国中車グリーン低炭素チームの王菲菲(Wang Feifei)副チーム長は「私どもはこのほか、生産製造過程でのグリーン電力の使用を最大限にして電力消費量の20%以上を占めるようにして、製造と補修の段階でのCFをその他の車種に比べて約52%低下させるようにしました。今後は太陽光発電の利用拡大に伴い、CFをさらに低下させます」と述べた。

 新タイプの機関車により排出が削減する物質は二酸化炭素だけではない。ハイブリッド機関車は窒素酸化物の排出を45%削減し、炭化水素化物の排出を73%削減し、一酸化炭素の排出を83%削減できる。汚染物質の排出を45%削減すれば、機関車1台は少なくとも年間で有害物質の排出を4トン減らし、炭素排出量を374トン削減することができる。

 また、ハイブリッド機関車はエンジンを常に最適な経済回転速度で稼働させることができるので、平坦な線路で3000トンの力で貨物をけん引した場合、航続距離は1100キロを超える。この数字はディーゼル機関車の1.7倍であり、燃料の節約率は45%を超える。

 電池機関車はさまざまな方式の充電施設を利用できる。充電効率は870キロワットを超え、最短充電時間は40分未満であり、セ氏氷点下40度から40度までの広い温度帯での運用が可能だ。水素燃料電池機関車は、わずか10~15分で水素を充填でき、エネルギー利用効率を従来のディーゼル機関車より80%以上向上させることができる。

 国家鉄道局の設備監督管理司長を務める田軍(Tian Jun)チーフエンジニアは新エネルギー機関車7種について、「大規模化、多様化した新エネルギー製品の需要をもたらし、上流の基礎素材や重要部品などの関連産業の発展を促進する」と述べた。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News