トランプ氏、受諾演説で「米国復権と紛争終結」誓う
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【7月19日 AFP】米共和党の大統領候補に指名されたドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領は18日、共和党大会での受諾演説で、世界各地で紛争が激化する危機的状況について、その責任は自らの後任だったジョー・バイデン(Joe Biden)大統領にあると批判しつつ、自らが再選すればそれらを終結させると強調した。また国際社会における米国の威信を取り戻すと約束した。
トランプ氏は自らが勝利すれば、「われわれのリーダーシップの下で、米国は再び尊敬されるようになるだろう。どんな国も、どんな敵も、わが国の力を疑わず、国境は完全に安全が確保される」と述べた。
また国際情勢について「世界はかつて経験したことのないような危機に直面している。欧州、中東で戦争が激化し、台湾、韓国、フィリピン、そしてアジア全域に紛争の恐怖が漂っている」と警告。
「私はロシアとウクライナの恐ろしい戦争を含め、現(バイデン)政権がつくり出した国際危機を一つ残らず終わらせる。そういう未来を実現するためには、まずは失敗した、無能でさえあるリーダーシップからわが国を救い出さなければならない」と続けた。
トランプ氏はまた、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党総書記についても触れ、「私は彼と仲が良いし、彼も私が戻ることを望んでいる。言ってみれば、私がいなくて寂しいだろう」と語った。トランプ氏は在任中に、金氏と史上初の米朝首脳談を実現させている。(c)AFP