【07月16日 KOREA WAVE】
パク・ヒヨン龍山区庁長(c)news1
パク・ヒヨン龍山区庁長(c)news1

ソウル・梨泰院(イテウォン)雑踏事故(2022年10月29日)当時、事故を未然に防ぐための安全対策を怠ったとして業務上過失致死傷の罪に問われたパク・ヒヨン龍山区庁長に対する公判が15日午後、ソウル西部地裁で開かれ、検察は懲役7年を求刑した。

検察は「パク区庁長は今回の事故を防ぐべき責任者の一人」としたうえ「そのためのいかなる実質的な措置も取らなかった」と強調した。そのうえで「事故以後、責任を避けようと、責任を全うしたかのように報道資料を配布した」と指摘した。

パク区庁長はこの日、法廷で「区庁長として惨事を防げなかった部分に対し、遺族と被害者の皆様に心より謝罪の言葉を申し上げる」としたうえ「今もその日の現場を思い出すと、惨たんたる気持ちで、涙をこらえることができない」と話した。

弁護側は「被告の責任を問うことのできる明白な法令上の根拠はない。刑事責任を問うことは法理的に正しくない」と主張している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News