父と娘、ハイキング中に死亡 熱波の米西部
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【7月16日 AFP】熱波に見舞われている米ユタ州で先週末、親子2人を含む3人がハイキング中に死亡した。国立公園局が明らかにした。
現地当局によると、父親(52)と娘(23)は12日、キャニオンランズ国立公園(Canyonlands National Park)で「道に迷い、水が尽きて」、死亡した。 当時の気温は37.8度で、救急隊が現場に到着した時には、2人とも死亡していた。
13日には、スノーキャニオン公園(Snow Canyon Park)でもハイキングをしていた女性(30)の遺体が見つかったと現地警察が発表。脱水の危険性について市民に警告した。
米西部は2週間前から激しい熱波に見舞われている。熱波は現在、東に移動している。
米国立気象局(NWS) は15日、1億5000万人を対象に猛暑警報を発令していると明らかにした。
ネバダ州ラスベガス(Las Vegas)では7日、観測史上最高の48.9度を記録した。
欧州連合(EU)の気候監視ネットワーク、コペルニクス気候変動サービス(C3S)によると、先月は世界で観測史上最も暑い6月だった。(c)AFP