中国初の熱帯雨林の炭素排出量取引を完了
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【7月16日 CGTN Japanese】中国南部にある海南省の林業部門はこのほど、中国で2番目に広い島・海南島で、初の熱帯雨林の炭素排出量取引プロジェクトの協力契約調印式を開催しました。これは中国初の熱帯雨林の炭素排出量取引でもあります。
調印式の会場では、海南省の企業3社が計35万元(約762万円)を炭素吸収源の熱帯雨林に投じました。今回の取引は、海南省熱帯雨林国立公園吊羅山エリアの1万ムー(約667ヘクタール)の熱帯雨林にある金鐘藤(メレミア属ヒルガオ科、中国南部に広がり森林キラーとされる植物)除去プロジェクトをもとに、森林の成長を回復させ、生物多様性を維持し、炭素吸収と蓄積を促進し、炭素排出量を削減するためのものです。
金鍾藤は熱帯雨林の生物多様性と炭素吸収能力に深刻なダメージを与えることから、金鍾藤の除去を通じてより大きな炭素固定の空間を作り上げることができます。このプロジェクトは20年間に二酸化炭素排出量を10.9万トン減らす見込みで、炭素排出量取引額は1000万元(約2億1800万円)を上回る見通しです。
今回の取引は、中国初の国立公園における炭素排出量の取引で、中国の熱帯雨林における炭素排出量取引の第一弾でもあります。企業以外にも、個人名義で取引することができ、個人や企業の炭素排出を相殺し、カーボン・ニュートラルを実現します。同時に、海南省林業科学研究院、平安保険海南支社、海南熱帯雨林国立公園管理局吊羅山支局も協力協定に署名し、炭素排出量の取引、技術支援、金融支援において深く協力し、海南省の炭素排出量取引の効率的な展開を後押しします。(c)CGTN Japanese/AFPBB News