【7月15日 AFP】サッカーのコパ・アメリカ(2024 Copa America)は14日、決勝が行われ、アルゼンチンが延長の末に1-0でコロンビアに勝利し、最多16回目の優勝を果たした。

 試合は開始前にファンが無理やりスタジアムへ入ろうとし、キックオフが1時間22分遅れるという残念な形で始まったが、最後はラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)が見事な大会5ゴール目を決めて締めくくった。

 延長に入ってもこう着状態が続く中で迎えた112分、レアンドロ・パレデス(Leandro Paredes)が完璧なタイミングのタックルでボールを奪うと、パレデスのパスをジオヴァニ・ロ・チェルソ(Giovani Lo Celso)が絶妙なダイレクトパスでつなぎ、前方へ抜け出したマルティネスが自信を持って決勝ゴールを決めた。

 これでアルゼンチンは2021年の前回大会と2022年のW杯カタール大会(2022 World Cup)、そして今大会と主要大会3連続優勝を飾っている。

 歓喜の前には涙もあり、アルゼンチンの主将リオネル・メッシ(Lionel Messi)は、66分に接触のないところで倒れて痛みに顔をゆがめ、そのまま負傷交代。これが最後の主要大会になる可能性もある中、ベンチで感情を抑えきれずに涙を流した。またアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)にとっては感動的な代表最終戦となった。

 一方のコロンビアは、チームがうまく機能していないように見える難しい試合になり、2001年大会以来のコパ・アメリカ優勝はならなかった。(c)AFP/Simon EVANS