GS2大会連続準Vのパオリーニ 「夢を見過ぎるのが怖い」
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【7月14日 AFP】13日に行われたテニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)の女子シングルス決勝で、バルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)に敗れたジャスミン・パオリーニ(Jasmine Paolini、イタリア)が、夢を見過ぎるのが怖いと敗戦を振り返った。
決勝のパオリーニは序盤つまずいた後に立て直してセットカウントで追いついたが、最終的には2-6、6-2、4-6でクレイチコバに敗戦。6月の全仏オープン(French Open 2024)決勝でも世界ランキング1位のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)相手にわずか3ゲームしか取れずに敗れており、四大大会(グランドスラム)2大会連続で決勝で涙をのんだ。
それでもイタリアの女子選手がウィンブルドンのシングルス決勝に勝ち進むのは史上初めてで、今年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)で4回戦に進出するまで、グランドスラムで2回戦を突破したことがなかったパオリーニ自身にとっては躍進が続いている。昨シーズン終了時は30位だった世界ランクも、週明けには5位にまで浮上する。
パオリーニは「夢を見過ぎるのが少し怖くなることがある」と明かし、「何度も言っているように、戻って練習し、目の前のことに集中する。それが自分とチームの目標で、できるだけこのレベルを保ちたい。それができれば、大きなことを成し遂げるチャンスがあると思う」と語った。
今の気持ちについては複雑だと話し、「きょうはトロフィーを手にすることを夢見ていたが、うまくいかなかった。今の世界5位という状況は楽しんでいる。正直に言って信じられない」と振り返りつつ、「2回のグランドスラムで2回決勝に進めたのだから、結果に満足しないといけない。だけど同時に少し残念でもある」とコメントした。(c)AFP