【7月14日 CNS】夏本番を迎え、中国の伝統暦で最も酷暑とされる三伏の時期が近づいている。この時期は伝統的な中国医学で「冬病夏治」として知られ、夏に冬の病気を治すのに最適な季節だ。近年、中国の各病院で「冬病夏治」が普及し、健康意識の高まりとともに、多くの若者が中医学による養生に関心を持つようになっている。最近、上海市浦東新区人民医院の中医科主任医師である金周慧(Jin Zhouhui)氏は、膏(こう)薬治療「三伏貼(Sanfutie)」療法が操作の簡便さと副作用の少なさから、多くの人びとに支持されていると話した。

「三伏貼」療法に加え、三伏天には多くの養生法がある。例えば、カッピング療法(熱したガラス容器を用いて皮膚を吸引し、その部分を鬱血状態にすることによって治療に役立てるという代替治療)、薬草を使った足浴、鍼灸(しんきゅう)や漢方薬内服など、多様な選択肢が提供されている。(c)CNS/JCM/AFPBB News