パオリーニがウィンブルドン決勝進出 史上最長の準決勝制す
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【7月12日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)は11日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第7シードのジャスミン・パオリーニ(Jasmine Paolini、イタリア)は2‐6、6‐4、7‐6(10‐8)でドナ・ヴェキッチ(Donna Vekic、クロアチア)を下し、四大大会(グランドスラム)では2大会連続となる決勝進出を決めた。
昨年までウィンブルドン本戦で白星のなかったパオリーニだったが、女子単準決勝では大会史上最長となる2時間51分の戦いでヴェキッチを退けた。決勝では第31シードのバルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)と対戦する。
先月の全仏オープンテニス(French Open 2024)決勝でイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)に敗れたパオリーニは、伊女子選手としては初のウィンブルドン決勝進出。また、今年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2024)で16強入りしたパオリーニは、昨年まではグランドスラムで2回戦を突破したことすらなかったものの、今大会では6勝を挙げており、その間落としたセット数はわずか2となっている。
一方でヴェキッチは、57本を記録したアンフォーストエラーが痛手となった。
最終セットではゲームカウント3‐1からパオリーニに3ゲームを連取されてリードをふいにし、そのいら立ちを抑えきれず試合終盤に泣き崩れた。
ヴェキッチは「痛みがひどくて泣いた。どうやってプレーを続ければよいのかわからなかった。第3セットは死ぬのではないかと思った。腕や脚に激痛があった」と振り返った。(c)AFP