【7月11日 AFP】台湾国防部(国防省)は11日、台湾周辺で同日午前6時(日本時間午前7時)までの24時間に、今年最多となる中国軍機延べ66機の活動を確認したと発表した。

 台湾周辺では前日にも中国軍機が確認された。これらについて国防部は、空母「山東(Shandong)」との演習のため西太平洋に向かっているとの見方を示していた。

 国防部は「きょう午前6時までに、中国人民解放軍(PLA)の航空機66機と中国人民解放軍海軍(PLAN)の艦艇7隻が台湾周辺で活動しているのを確認した」と発表。航空機のうち56機が台湾海峡(Taiwan Strait)の中間線を越えたという。

 国防部が公開した図解では、中国軍機の一部が台湾の南端から33カイリ(約61キロ)以内にまで接近したことが示された。

 中国の5月の軍事演習では、台湾周辺で軍用機62機と艦艇27隻の活動が確認されていた。(c)AFP