ハマス戦闘員の60%殺傷、24大隊の大部分を撃破 イスラエル国防相
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【7月11日 AFP】イスラエルのヨアブ・ガラント(Yoav Gallant)国防相は10日、昨年10月に同国軍とイスラム組織ハマス(Hamas)との戦闘が始まって以降、ハマス戦闘員の「60%」を殺害または負傷させたと明らかにした。
ガラント氏はパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での紛争の最初の9か月官に関する議会への報告書で、イスラエル軍にはハマスを壊滅させ、ガザに捕らわれている人質全員を奪還するという目標を達成するという「決意」があると述べた。
また、兵士らは献身的に任務に当たり、「多くの戦果を挙げている」とたたえた。
イスラエルは、ハマスとの戦闘休止交渉の条件について仲介国との連絡を取り合う一方、ガザ地区北部のガザ市(Gaza City)内、同地区南部のラファ(Rafah)およびハンユニス(Khan Yunis)の周辺で、大規模な攻勢を開始している。
ガラント氏は「ハマスのテロリストの60%を排除または負傷させた」として、ハマスの24大隊の大部分を「撃破」したと主張した。
同氏はハマス側の具体的な死傷者数は明らかにしなかった。イスラエル軍も、直ちに公開できる統計はないと述べた。
一方、イスラエル首相府は10日、昨年10月の戦闘開始以来、「テロリスト1万4000人を排除した」と発表した。(c)AFP