【7月10日 CGTN Japanese】中国中部の河南省にある嵩山少林寺は9日、2024年度世界少林カンフー大会の決勝戦が12~14日に同省の登封市で開催され、世界50か国・地域から約500人の選手が参加し、「2024年度世界少林カンフーの星」が誕生すると発表しました。

 少林カンフーは中国の国家無形文化遺産であり、世界にも名をはせています。大まかな統計によりますと、少林寺の傘下には弟子や少林文化愛好者、学習者などは約1億人おり、その数は海外だけでも約6000万人に上るということです。

 第1回世界少林カンフー大会は2022年に五大陸の94か国・地域と共同で開催されたもので、5230人余りの海外からの少林弟子が勇んで参加しました。第2回となる2023年には、少林寺はアフリカ、アジアなど六大陸でそれぞれ大会を開き、101か国・地域から8000人以上の少林弟子と数万人の支持者がザンビア、シンガポールなどの国に結集して参加しました。今年の第3回では、昨年の海外各大陸・国家・都市の少林カンフー大会の優勝者を招き、決勝戦を行います。

 少林寺の方丈(住職)である釈永信氏によりますと、少林カンフー大会は少林寺の重要な制度であり、その歴史は長く、少林弟子や少林カンフーの学習者・愛好者の学問的成果、技術的成果、精神的修練の成果などを考察することを目的としています。また、大会は国内外の学習者が少林カンフーから心身に良いものを吸収し、国内外の文明交流と相互学習を促進する場でもあるということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News