【7月9日 AFP】ロシア軍による8日のウクライナ各地へのミサイル攻撃による死者は、37人となった。首都キーウでは小児病院にもミサイルが直撃した。

 ウクライナ当局によると、38発のミサイルが飛来した。空軍はうち30発を撃ち落としたとしている。

 これを受けウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は、国連安全保障理事会(UN Security Council)緊急会合の開催を求めるとともに、ロシアに対する「一段と強い対応」を支援国に呼び掛けた。

 ゼレンスキー氏によると、子ども3人を含む少なくとも37人が死亡、170人以上が負傷。学校や産科病院など建物100棟近くが損壊した。

 これに対しロシアは、同国の攻撃は防衛産業や軍事施設のみを標的としており、被害はウクライナ側の防衛システムによってもたらされたものだと主張している。(c)AFP/Barbara WOJAZER