【7月7日 AFP】男子テニスのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は6日、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)の混合ダブルスに出場予定だったものの、エマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu)の棄権により、最後のウィンブルドンは残念な形で終わりを迎えた。

 マレーは兄ジェイミー(Jamie Murray、英国)との男子ダブルスで初戦敗退した後、この日混合ダブルスの試合に臨む予定だったが、パートナーのラドゥカヌが試合の数時間前、手首の問題を悪化させたくないことを理由に棄権を決めた。ラドゥカヌは「残念ながら、朝に目が覚めて右手首が張っていたため、今夜の混合ダブルスを棄権するという難しい決断を下さなければならない」と発表した。

 マレーはこれから家族との休暇に入り、その後に現役最後の大会となるパリ五輪に向けた準備を行う。パリでは男子シングルスと、ダニエル・エヴァンス(Daniel Evans)とのペアでの男子ダブルスにエントリーしている。

 一方のラドゥカヌは、5日の女子シングルス3回戦で第9シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)を破り、7日に予選勝者ルル・スン(Lulu Sun、ニュージーランド)との4回戦に臨む。(c)AFP