【7⽉5⽇ Peopleʼs Daily】中国では6月18日に、多くの電子商取引(EC)プラットフォームが「618ショッピングフェスティバル」(以下、「618」)を催す。京東(JD.com)では「618」が始まってから4時間で、前年同期比で6倍以上も売れたブランドが1万を超え、中には海外ブランドも多かった。天猫国際(Tmall Global)も開始から4時間で1497の輸入ブランドが前年の2倍以上の成約を獲得した。輸入ブランドでは化粧品や健康食品などが主流だったという。

 中国国際発展知識センターの魏際剛(Wei Jigang)副主任は「国は今年に入ってから、一連の消費促進措置を打ち出し、消費市場の持続的な回復と好転を後押しして消費の潜在力を加速度的に引き出しています」と述べた。魏副主任によると、「618」における消費傾向で最も顕著だったのは化粧品や健康関連、スポーツ用品などの輸入製品の販売量の増加だった。

 今年の「618」では輸入サプリメントが人気を集めた。天猫国際の関係者によると、中国に進出した海外ブランドではヘルスケアと化粧品のブランドが依然として大きな割合を占めた。また高級酒や輸入高級品の伸びも目立った。

 また天猫国際では「618」の開始から4時間で輸入デジタルカメラが大きく伸び、老舗ブランドである日本のオリンパス(Olympus)の成約が8倍になった。ヘルメットなどオートバイ関連品の伸びも顕著で、成約率は6倍以上になった。スポーツ関連も依然として輸入における重要な分野で、特にウオーキングと登山、サイクリング、ウオータースポーツはスポーツ分野の三大新興トレンドだ。

 商務部国際貿易経済協力研究院EC研究所の杜国臣(Du Guochen)所長によると、海外市場での越境ECは過去数年間で急速な伸びを見せており、2025年には約7兆4000億ドル(約1200兆円)に達する見通しだ。杜所長によると、中国の主要な輸入相手国は日本、韓国、米国で、輸出先は米国や東南アジアだ。中国からの輸出の品目構造は常に改善されており、ハイテク製品が成長している。

 運送業者も取扱量の変動に対応する取り組みをしている。代表的業者の一つである菜鳥(Cainiao)国際快遞の関係者は、「弊社はAI技術により配送量予測を毎日更新しています」と説明した。ある地域向けの取り扱い量の急増が予想されれば、事前に直送ルートを大幅に増設する。このことで、輸送上の分節点での振り分け作業を減らし、迅速な輸送を確保しているという。

 輸入消費の拡大は、消費促進の重要な一環だ。魏副主任は、「中国の輸入拡大は世界各国に広大なチャンスを提供します。世界各国が中国の大市場を分かち合うことが、経済成長に結び付きます。中国にとっては、良質な製品とサービスの輸入は中国経済の質の高い発展と人々の質の高い生活にとって必要です。輸入拡大により、貿易強国の建設を加速させることもできます。われわれは輸入構造をさらに改善し、消費財、特にハイエンド製品の輸入比率を高める必要があります」と述べた。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News