中国で5Gの商用化から5年 経済効果は123兆円規模
このニュースをシェア
【7月4日 CGTN Japanese】中国が第5世代移動通信システム(5G)の商用サービスを開始して5年間が過ぎました。適度に先端技術を追求するとともに応用を促進するという理念で5G技術のネットワーク構築、応用、研究の共同発展を着実に進めています。中国情報通信研究院によると、ここ5年間、5Gによる経済効果は5兆6000億元(約123兆円)に相当することが分かりました。
ここ5年間、中国の5Gネットワークはすべての県(中国の行政区画の単位で日本の市町村に当たる)からすべての村(県の下にある行政区画)への整備まで進んでいます。5G基地局の90%以上が共同構築と共有を実現させたため、エネルギー消費量は商用化当初より約20%下がりました。
このほか、5Gの軽量化、カスタマイズ基地局はいずれも商用サービス提供の配置を完了しました。5G工業ゲートウェイ、巡回検査ロボットなど一連の新型端末装置が研究開発と応用に成功しています。5Gは鉱業、電力、医療などの重点分野において幅広く普及され、工業分野における5G技術の応用も次第に研究開発と設計、生産と製造の方向へと深まりつつあります。また、5G+AI品質検査などの高付加価値の応用シーンも持続的に拡大しています。
同時に、中国の5G標準必須特許保有数は世界全体の42%以上を占め、国際標準の確立につながるとみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News