ウクライナ戦闘機5機破壊、軍飛行場にミサイル攻撃 ロシア
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【7月3日 AFP】ロシア国防省は2日、ウクライナ中部ミルホルド(Myrgorod)付近の軍飛行場を弾道ミサイル「イスカンデルM(Iskander-M)」で攻撃し、戦闘に即応できるスホイ27(SU-27)戦闘機5機を破壊、修理中の同型機2機を損傷させたと発表した。
同省は攻撃の様子とその後の現場の映像を公開。複数の航空機が駐機する飛行場から灰色の煙が立ち上り、地面が黒焦げになる場面が映っている。
AFPは現時点で映像とロシア側の主張を独自に検証できていない。ロシア側の主張について、AFPはウクライナ空軍にコメントを求めたが回答は得られていない。
だが、ウクライナの軍事ブロガーやアナリストは、ウクライナ側はミルホルドで装備に損失を被ったと指摘。戦闘機を無防備に屋外駐機させていた軍司令部を批判する者もいた。
ウクライナは、侵攻開始直後から供与を求めていた米国製のF16戦闘機が到着すれば、防空能力を高めることができると期待。オランダ、ベルギー、デンマークなどからのF16の第1弾は、間もなく到着する見通しとなっている。
だが、最近の飛行場に対する攻撃を受け、ウクライナに1機数千万ドル(数十億円)もするF16を守ることができるのかという疑問が生じている。
ロシアは、西側諸国がウクライナに供与したF16などの兵器を標的にし、破壊すると表明している。(c)AFP